はじめて家庭菜園にチャレンジしたいとゆう方にオススメの野菜じゃがいも。
その理由は
- 手間が少ない
- 失敗せず栽培しやすい
といった理由から初心者の方にも人気の野菜です。
さらに、じゃがいもはプランターで栽培できるので畑や庭のような広いスペースを必要としません。
マンションのベランダなど限られたスペースがあれば栽培できるのもオススメのポイントでもあります。
【初心者必見】プランター栽培で必要な物をご紹介【じゃがいも編】はこちら
この記事はじゃがいもをプランターで栽培する手順を農業歴約60年の祖母と共に記事にしました。
家庭菜園初心者の方にわかりやすくポイントや注意点をご紹介していきます。
ぜひ参考にして家庭菜園にチャレンジしてみてください。
じゃがいもの植え付けは春と秋
植え付け時期
- 春植えは3月〜4月の半ば
- 秋植えは9月
収穫時期
- 春植えでは5月〜7月
- 秋植えでは12月
じゃがいもは1年間に2回栽培できます。
種イモの植え付け〜収穫までの流れ
①芽出し
②植え付けの準備
③種イモの植え付け
④芽かき
⑤土寄せ(追肥)
⑥収穫
流れとしてはこんな感じ、植え付け〜収穫まで3ヶ月ほどです。
じゃがいもの栽培に必要なもの
種イモ
植え付け専用のじゃがいもを種イモといいます。ホームセンターや通販で購入できます。
スーパーなどで売られている食用のじゃがいもは植え付けないようにしましょう。
種イモは販売期間が限られています。
販売期間は
- 春植え1月〜3月
- 秋植え8月〜9月半ば
植え付け予定日から逆算して購入しましょう。
プランター
用意するプランターは深型プランター(深さ30cm以上)、横幅30~40cmで1株、80cmあれば2株植えることができます。
ご自宅の栽培スペースに合ったサイズのプランターを選びましょう。
鉢底石(はちぞこいし)
鉢底石をプランターの底に敷きます。土の水はけや通気性をよくする働きがあります。
土の水はけが悪いと、植え付けた種いもが腐る可能性があります。
野菜用培養土
野菜を育てるのに好ましい環境(通気性、水はけ、保水性、保肥性の良さ)に考慮して作られた土のことです。
この記事では野菜用培養土を使用した栽培方法をご紹介しています。
草木灰(そうもくばい)
※春の植え付けのみ
草、木を燃した後に出る灰です。カットした種イモの断面を乾燥させる際に使用します。
初心者必見】プランター栽培で必要な物をご紹介【じゃがいも編】はこちら
準備が整ったら①〜⑥の作業を進めていきます。※この記事では①〜②までをご紹介してます。
じゃがいも栽培①芽出し
種イモは購入したらすぐに植え付けるのではなく、少し芽を出してから植え付けます。
種イモから芽が出るまで10日前後かかるので、植え付け予定日から逆算して芽出しをしましょう。
芽出しの効果
- 植え付けた後の生育が良くなる
- 芽が出ない種イモを植え付ける前に選別できる
芽出しのやり方
- ほどよく日が当たり、風通しの良い場所に種イモが重ならないように置く(室内でもOK)
- 数日おきに種イモを裏返し、日光をあてる
- 10~20℃の温度を保てる場所を選ぶ
種イモから5ミリほど芽が出てきたら植え付けの準備に入ります。
芽出しの注意点
こんな場所では芽出しをしないように
- 雨に濡れる場所
- 直射日光が当たる
- 日光の当たらない暗い場所
これらが原因で種イモが腐ったり、芽が出なくなる可能性があります。芽出しをする際は場所選びに注意しましょう。
じゃがいも栽培②植え付け準備
芽が出た種イモをカット
大きいサイズの種イモは縦方向に包丁でカットします。※春の植え付けのみ
種イモの重さを測ってカットします。
カットの目安
- 60グラムまでの種イモはカットなし
- 120グラムまでは2分割
- 180グラムまでは3分割
カットした種イモは切り口に草木灰をうすく付けて乾燥させましょう。
種イモの切り口を乾燥させずに植え付けると切り口から腐る恐れがあります。
①〜②の作業はここまでです。
前編のまとめ
前編では、じゃがいも栽培の全体の流れ、芽出し、植え付けの準備についてご紹介しました。
じゃがいも栽培は手順をさえ間違えなければ難しくはありません。収穫までの過程も含めて家庭菜園を楽しんでいきましょう。
後編では種イモの植え付け〜収穫までを記事にしています。是非ご覧ください。
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